神さまたちの遊ぶ庭
年度末と年度初めは本当に忙しくて本が読めていなかったんですが、やっと読めるようになってきました。
今回は宮下奈都さんの「神さまたちの遊ぶ庭」を読みました。
宮下さんの本を読むのはこれが初めてでした。どんな本がお勧めですか?と聞いて出てきたのがこの本。とってもおもしろくて、最後まで一気に読んでしまいました。
この本は著者の宮下さんが北海道のトムラウシにひっこして生活した時のエッセイ。
雄大な自然の中で、暖かい地元の人々に囲まれ、家族・自分を向き合う話が書かれています。
人々との関わりの中で、成長していく子どもたち。そして、将来の選択と出会いと別れ。なんだかとても考えさせられました。
私はコンビニが近くにあるようなところに住んでいるけれど、そうじゃないと「生活」ってことをもっとしっかりと見つめなくてはいけない。
現代社会で人間の本質っていうことを忘れてしまっているのかもなぁなんて思いました。
トムラウシの生活な本当にかけがえのないもので、そんな生活が羨ましく感じました。
じゃあ、実際に引っ越して住んでみたら?と言われると、不便そうだし、そもそも引越すの大変だし、と尻込みしちゃうんだけど、そこで実践しちゃう著者はすごいなぁと思うのでした。
ちなみに私のお勧めポイントは子どもたちのエピソード。
長男、次男、長女とかなり個性豊かで、それぞれが新天地でそんな生活をするか、そしてどんな選択をするかということはぜひ読んでほしいところです。
長男は大きな選択が待っています。次男、君は名前はよく考えてほしい。
是非お読みください。私もお勧めできる一冊になりました。