こんなに服の似合わない女性がいるだろうか
服では表現できない個性。
服って所属を表すじゃないですか?
急に何の話だよって感じなんですけど、まぁ、聞いてください。
たとえば学校の制服。地元の高校や中学校だったら、制服でどこの学校だかわかる。ジャージならご丁寧に学校名が入っていたりする。
職業もそう。警察官とか看護師とか見た目で分かっちゃうんですよね。
つまり服装は所属を表すわけです。
そして、私たちはふだん私服ってのも着ます。
フェミニンだのカジュアルだのパンクだのありますが、わたしはファッションには疎いので省略……。
さて、そうすると、私服は何かってことになります。
私は服って自己表現だと思うんです。自分はどんな人間かという表現。もちろん服は自分で選ぶので、理想だったり、見られたい自分だったりすると思うんですよね。そうするとはたから見ていて「あれ?○○さんはこういう服の方が似合いそうなのに……。」とか思うことがありますね。たぶん、周りの印象と本人の印象がずれているから、そういうことが起こるんですよ。
そんな特性がある服ですが、私が大好きな歌手で、どんな服も彼女には当てはまらない!!と思う人がいるんです。
この方です↓
黒木渚さんです。
初めてこの曲を聴いて、あまりの心強さにしびれました。
そしてどんな曲を歌っているんだろうと過去をさかのぼるとこんな曲も……。
黒木渚 「骨」 MV (2013.3.20 RELEASE 1st mini album 「黒キ渚」 収録曲)
「生きる間を 手抜きせぬように 墓石に点数を彫ろう」
この歌詞にやられました。
黒木さんの歌詞はいつだって真剣に生きることを突き付けてくる。リスクはいとわない姿勢、本当にかっこいい。
ちなみに、いろいろ曲を聴いていると、「大切なことは一つ」=「魂」みたいな感覚が感じられてとても好きです。
さて、本題に戻ると、こんな歌詞に触れていると黒木渚さんが服というカテゴリーに分類されていること自体が違和感に感じてきちゃう。じゃあ、服を着ずに裸か?って言われると違う。歌を聴いていて、「唯一大切な魂」と考えると、「身体」さえ、黒木さんには邪魔じゃないかと思えてきてしまう……。
何となく彼女は、様々なものにとらわれていない姿をイメージしてしまいます。だから、可愛くないとか魅力的ではない、という意味ではなく、「彼女を表す服装が存在しない」と感じてしまうのでした……。
ということで、大好きな歌手の紹介でした!
黒木渚「解放区への旅」【Official Music Video】
たくさんいい曲がありすぎて紹介しきれないんですけど、最新曲も紹介しておきます。とてもキャッチーで良い曲で、リピートしています。
別に宣伝ではないんですけど、少しでも良さが伝われば良いと思います。